ジャスミン茶は、茉莉花(マツリカ)ともよばれるジャスミンの花を使用した花茶の一種です。
中国では古くから愛飲されており、沖縄では「さんぴん茶」として親しまれています。
ベースとなる茶葉にジャスミンの香りをつけることで作られるこのお茶は、リラックス効果から健康的な腸内環境の維持まで、さまざまな効果が期待できます。
本記事では、ジャスミン茶の健康効果とおいしい入れ方について詳しくご紹介します。
ジャスミン茶の効果
リラックス効果
ジャスミン茶の最大の特徴は、そのリラックス効果です。香り成分「リナロール」が含まれており、この成分が副交感神経の活動を高めて緊張を鎮め、リラックスしやすい状態に導いてくれます。リナロールはジャスミン以外にもラベンダーやスパイスにも含まれており、香水や石けん、食品の香りづけに広く使われています。
また、ジャスミン茶に使われる緑茶にはリラックス効果のある「テアニン」が含まれています。このテアニンとリナロールの相乗効果により、ジャスミン茶は穏やかな時間をもたらすお茶として愛されています。
腸内環境の改善
ジャスミン茶は腸内環境の改善にも有効です。これは、ジャスミン茶に含まれる緑茶の成分「カテキン」に起因しています。カテキンは腸内の善玉菌を保ちながら、悪玉菌を減少させる効果があるとされています。
また、ジャスミン茶の独特な香りが胃腸の働きを助け、口の中をさっぱりとさせる効果もあります。脂質の多い食事のあとにジャスミン茶を飲むと、胃腸がスムーズに働く手助けをしてくれます。
血管を健康的に保つ
ジャスミン茶には、血管を健康的に保つ効果も期待できます。緑茶の成分カテキンは抗酸化作用が強く、血液中の脂質の酸化を抑え、悪玉コレステロールであるLDLコレステロールを減少させることで、動脈硬化を予防します。
さらに、緑茶に含まれるGABAやテアニン、マグネシウム、カリウムは血圧の上昇を抑える効果があるとされています。高血圧が慢性化すると血管にダメージを与え、動脈硬化を進行させる原因になります。ジャスミン茶を日常的に取り入れることで、血管の健康を維持する助けとなるでしょう。
ジャスミン茶を入れる際のポイント
ティーポットを温めておく
ジャスミン茶をおいしく入れるためには、まず使用するティーポットを温めておくことが重要です。お湯を入れてティーポットをあらかじめ温めることで、茶葉が開きやすくなります。ポットが温まったら中のお湯を捨て、新しいお湯を注ぎましょう。なお、使用するティーポットは小さめのものを選ぶとよいでしょう。中国茶は少量の熱湯で入れ、煎数ごとに味や香りの変化を楽しむことができます。
お湯の温度は90℃ほどにする
ジャスミン茶を入れる際のお湯の温度は、90℃前後が適温です。慣れてきたら、その日の気分によって湯温を調整してみましょう。香りを立てたいときには90℃以上、茶葉の甘みを味わいたいときには80℃から90℃のお湯を使うと効果的です。
お湯を注いだ後は蒸らす
ティーポットにお湯を注いだら、茶葉を蒸らす時間をとります。茶葉が1~3mmの長さであれば2分以内、それ以上であれば3分が目安です。茶葉が開いたらジャスミン茶を注ぎ、味や香りを楽しみましょう。
ジャスミン茶の種類と選び方
ジャスミン茶の種類
ジャスミン茶には、使用するベースの茶葉によっていくつかの種類があります。代表的なものは以下の通りです:
– ジャスミン緑茶:緑茶をベースにジャスミンの香りをつけたもの。緑茶の持つ爽やかな味わいとジャスミンの香りが特徴です。
– ジャスミン紅茶:紅茶をベースにしたジャスミン茶。紅茶の深い味わいとジャスミンの香りが絶妙にマッチします。
– ジャスミン烏龍茶:烏龍茶にジャスミンの香りをつけたもの。烏龍茶の独特な風味とジャスミンの香りが楽しめます。
選び方のポイント
ジャスミン茶を選ぶ際には、以下のポイントを考慮するとよいでしょう:
– 茶葉の品質:高品質の茶葉を使用したジャスミン茶は、香りが豊かで味わい深いです。茶葉の見た目や産地を確認しましょう。
– ジャスミンの香り:香りが強すぎると人工的な香料が使われている可能性があります。自然な香りのものを選ぶと良いです。
– 茶葉の形状:リーフティーやティーバッグなど、使用シーンに合わせて選びましょう。リーフティーは香りや味わいが豊かですが、ティーバッグは手軽に楽しめます。
ジャスミン茶のアレンジレシピ
アイスジャスミンティー
暑い季節には、冷たいアイスジャスミンティーがおすすめです。以下の手順で簡単に作れます:
1. ジャスミン茶を通常通りに淹れます。
2. お湯を注いで蒸らした後、氷を入れたグラスに注ぎます。
3. お好みでレモンやミントを添えて、爽やかな風味を加えます。
ジャスミンティーラテ
ミルクを加えてまろやかな味わいに仕上げるジャスミンティーラテもおすすめです:
1. ジャスミン茶を濃いめに淹れます。
2. 温めたミルクを加え、よく混ぜます。
3. 砂糖やハチミツで甘さを調整します。
ジャスミン茶の保存方法
湿気を避ける
ジャスミン茶は湿気に弱いので、密封できる容器に入れて保存しましょう。湿気を避けることで、香りと味を長持ちさせることができます。
直射日光を避ける
直射日光が当たる場所に置くと、茶葉の品質が劣化します。冷暗所で保存することが望ましいです。
冷蔵庫で保存する場合
長期間保存する場合や夏場には、冷蔵庫で保存するのも一つの方法です。ただし、冷蔵庫内の匂いが移らないようにしっかり密封することが重要です。
まとめ
ジャスミン茶は、リラックス効果や腸内環境の改善、血管を健康的に保つ効果など、多くの健康効果が期待できる飲み物です。おいしいジャスミン茶を淹れるためには、ティーポットを温めることやお湯の温度に注意することがポイントです。また、ジャスミン茶にはさまざまな種類があり、自分の好みに合わせて選ぶ楽しみもあります。
保存方法やアレンジレシピを活用することで、いつでも新鮮でおいしいジャスミン茶を楽しむことができます。適量を守って飲むことで、心身ともにリフレッシュできるジャスミン茶を、ぜひ日常の中に取り入れてみてください。
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